nakamurk’s diary

日々思うことは残していきます。しっかり生きます。

読者「うつ」にならない技術

技術と書いてテクと読ます。世の中、うつというものがはびこっていますが、私のもとにもその闇は迫っています。いや、光と影ということですので、世の中がキラキラとまぶしいから、反対側に影が差すのでしょう。打つ傾向が治り始めてから読んだので、時期的には今一つでしたが、もしかしたら、こちらの本を読んでいたから立ち直りが早かったのかもしれません。読み返して書いているので、つらかった時と感想が変わてしまっている課もしてません。

感じたこと

P.94 「NO!」が言えない「いい人」

私はNoが言えないんですよね…。なんと言うか、Noという選択肢を選ぶと悪いことが起こる予感しかしないんですよね。その心理構造を何とかしたいところです。根がネガティブなんだと思いますね。余分な仕事と言うか、私が当初割り当てられた仕事以上にタスクが積まれたり、ライフワークバランスとか言いますけど、私としては、まずは働けって思いますね。そのうえで、みんなで幸せになるために仕事をしていこうと。忙しい時もあるし、もしかしたらつらいこともあるかもしれないけど、その中にやりがいというものを見出していけたらよいと思うのです。まあ、そんなことを思っていると、仕事が積まれて、うつになってくんでしょうけど。Noと言ってみたい。

P.96 「自分にとって大切な人」の順番を紙に書いてみる

こちらは、読んでみてすぐにピンときました。「オレ、全然このことについて考えていないではないか!」。そもそも、社会人になってから、行動範囲は広くなりましたが、対人関係の輪は狭くなりましたね。あまり話をしなくなったと言っても過言ではない。たまに話をすることができるとウキウキしてきますね。最近だと月に一回の鎌倉散策くらいですね、そんな会話ができるのは。親兄弟、姪っ子にラグビー関係の知り合い。そして、先輩のエンジニア…ここで言う先輩とは会社のというものではなく、社会のという意味合いが強いですね。そして、それぞれに優先順位をつけるということで、より良い人生にしていきたいですね。こちらには書きませんが、今後のタスクにしていきます!ちなみに、優先度をつけることで、優先度の高いタスクが完了したときに達成感が味わえるとのことです。

P.104 「意欲」「行動」「達成感」この3つのサイクルをうまく回す方法

先日のブログに書きましたが、これがとても大切に思います。どこから始めても良いと思うのですが、まずは行動と言うのが大切なのだと私は思います。と言うのも、私は頭で考えて行動に移さないことが多いからです(笑)。と言うのも、大きな目標みたいなものを立てたつもりになって、具体的な行動に移せないでいる。だから、何も達成感を得られないまま、時間ばかりが無為に過ぎていく。なので、特に行動に移すのが大切です。まずは小さな行動です。小さいからこそ行動に移しやすいですし、何を行動すればよいのかわかるということです。ゴールが遠いと、無限と言える選択肢の中で正解を選び続ける必要があります。そんなのつらいですよね(笑)。イメージは樹形図です。今の自分の立ち位置から、めざしたいゴールへの幾通りの道のりから、正解と呼べる選択肢を選ぶのはつらい、と言うか漫画とか、アニメみたいじゃないですか。楽だしなんとなく楽しいし。そんなことをして、ゴールから遠ざかっていると、永遠にたどり着かないんですよね。だから、ゴールは小さく刻むべきなんですね。小さければすぐに反省することができる。

そんなことを考えながら、仕事のことを思い出すと、ゴールの見えない仕事を振られると、途端に別のことがしたくなりますね(笑)。とりあえず、デスクの整頓なんかしてみたり、試験前の学生みたいでしょ。なんでかって考えれば、まずは現実逃避ですね。そして、ゴールが見えやすいからやり始めるとウキウキしてきますね。「なので」ということではありませんが、私の部屋を含め職場も基本的にはいつもきれいにしています。なぜなら、掃除したいという本来の目標とは関係ない、脇道に逃げないようにしたいからですね。そして、部屋が汚くなったときは、何かがうまく回っていないという指標になるからですね。やること自体が簡単で、目に見えて、そして結果も望ましいもの得られるこの方法はお勧めです!

P.108 技術7 意欲の出る”儀式”を持つ

五郎丸のルーチンが巷で流行りましたが、ああいう儀式を作りたいですね。集中力を保ったり、気分転換したり、人前で話す前に緊張を解き放つ方法とか、あるいは女性に話しかけるための儀式…言葉にするとものすごく変なことを言っているようですが、儀式は大切ですね。そうでなければ、ゼロからすべて始めなければならないので、とても初動にエネルギーがいります。女性に話しかけるための儀式…何かお勧めないですかね?(笑)

P.118 技術8 リズム運動を心がける

走ったり、踊ったりということですね。気分上昇していきます。これまでの経験から、その効果はなんとなくわかります。恋煩いにかかった時も、とりあえず走ることにしています(笑)。私の恋煩いはとても根が深いので、走ったくらいでは治らないですが、気分は上々になります。会社に行くときに階段を使う人も多いと思いますが、ネガティブな気持ちで会談を上り下りしても効果はないみたいですね。なので、私は考えました。この一歩が私の幸せを作っていると考えながら階段の登りあおりをしようと!

リズム運動で思い出しましたが、縄跳びとかズンバのような踊りとかを最近はたまに家でポツンとやるのですが、あや飛びができなくなっていたり、全然動けないパターンとかありますね。特に体をひねる運動が苦手みたいです…ちょっとずつでも改善できたらうれしです。アドバイスがあれば教えてください。何てこと考えられるときは打つにはなりそうにないですね!

P.124 挿絵「うーん、うまい!!」

ああ、おいしかった、なんて言葉にすることがめっきり減ってしまったように思います。月に一回、給料日に行く小料理屋くらいですか。あとはたまに見つける私好みの居酒屋さん。でも、もっとうまいと言いたい旧この頃。こちらの感想を書き始める1、2週間前はうつ傾向だったのですが、今はすっきりしているため、感想も明るいものが多くなりますね!

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読んでいるときは渦中にありましたが、これを書いているときにはすっきりとした気持ちです。すぐには変われないかもしれません。でも、敵を知ることは大切です。

本「えんぴつ1本ではじめる イラスト手習い帖」

メモやノートに記憶に残したいイメージや気持ちを書き残したいなと思って、イラストのお勉強。文字は少なめで、イメージでピンときます!手はまだまだ練習不足な感はありますが「私の絵」という感じが出て、愛着が持てそうです。

はじめににあった歌うことのプロじゃなくても鼻歌は歌うでしょって言う感じの言葉は、グサッと心に刺さりました!

ちなみに、私の落書きはこちら!なかなかいけてますね?(笑)

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眺めて、少しだけど紙に書いてみる。ちょっと眠かったので、寝落ちしながら、約一時間で読み終わると言うか見終わりました!(笑)

わからない言葉たち(2019/10/27)

過去の下書き整理中です。中には言葉の意味がわからなかったものを調べようとメモしたものが残ってました。2013年って…まだ大学院生の時ですね(笑)。

時期不明

  • まなじり
    • 目のお尻で、まなじりらしい。
  • 国会同意人事
    • 何があった?政治にはあまり興味なかったはずなのに…。
  • 高転び
    • だから、何があった?(笑)

2013/12/28

  • 含み損益
    • 人生お金が大事ってか?
  • 利回り
    • 利回りで暮らしていけるほど、お金持ってなかっただろ笑。
  • 確度 石橋を叩いて渡りたい、私の人生を象徴する単語。でも詰めが甘いので、終電に乗って帰ろうとして、眠りこけて終点で降りる。そんな人生です笑。
  • 拙速
    • 最近はこちらを意識してます。まずはやってみて、振り返って反省するようにしてます!
  • れいとしすう
    • 詳細不明(笑)。為替か何かでしょうか?
  • 厳か
    • 雰囲気おじさんな私。でも、電車で子供に手を振られるくらいは面白い顔をしているのかな?(笑)読み方は「おごそか」。
  • 愕然
    • 今私は、20を超えたら彼女くらいできると思っていた、若かった自分に愕然としている!(笑)読み方は「がくぜん」。
  • 毅然
    • でもそれも人生と、毅然と受け止めています!読み方は「きぜん」。
  • 露見
    • この頃から、言葉の選び方にクセがあることが露見していました。読み方は「ろけん」。

2014/01/22

  • 総花的
    • えっ、お茶屋さんとかで遊んでなかったはずなんだけども!?読み方は「そうばなてき」。
  • 鳴かず飛ばず
    • 今も変わらず、こんな状態かな?もうちょっと頑張ります!
  • 過ち
    • 総花的なのに鳴かず飛ばず、そしてこれって…何かこの日に過ちを犯したのでしょうか、私?(笑)

2014/02/22

  • シナジー: 相乗効果
    • 横文字嫌い(笑)。
  • 公明正大 : 公平で良心に恥じない
    • そんな風に私は生きたい!
  • 堅調: 徐々に相場上昇
    • 相場?学生の頃に、株でもやろうと思ったんだっけ?
  • 矍鑠: 老いてなお元気
    • 最近、この事ばかり頭がよぎります。今年で30ですが、大切なことです!ちなみに、読み方は「かくしゃく」。
  • 健啖: よく食べる
    • 人生最重量の頃ですからね、よく食べてました。読み方は「けんたん」。

2018/11/18

  • にくづきに旨いで脂: 当て字はデブ?悪いばかりではないですがね!

2019/02/13(この日に足跡1000人でした)

  • モニュメント
    • いつか私もモニュメントになる日が来るのかしら(笑)。
  • カタストロフィ
    • 変革か破局か、まずは変わっていきます!
  • ポートフォリオ
  • ジーザス
    • 破局の線が濃厚?(笑)

2019/02/15

  • 当を得る(とうをえる)
    • 勢いも大事なんだと思いますが、先ずは自分を納得させるために、こちらから攻めるタイプです。

映画「海街diary」(2019/10/19、Gyao!にて)

久々の全休の日、寝床でゴロゴロしながら拝見しました。2015年の作品なので、社会人2年目の頃の映画とです。「女の世界は複雑」が全体の感想ですね。そして「だからこそ、理解してみたい」と思う次第です笑。月一で通っている鎌倉が舞台、この前の花火大会もあったりと、親近感が湧きます!それにしても、こんな美人姉妹、羨ましい笑。

感想

女の世界怖い

はじめは3姉妹でかしましく。腹違いの妹と合わせて4姉妹。叔母さんに、お母さんにと集まれば集まるほど話が広がります。男同士とは一線を画した、口舌の争い。勝てる気がしない、怖いですね笑。

梅酒を漬ける

映画の中で、自分たちで梅酒を漬けたり、おばあちゃんの漬けた10年ものの梅酒が出てきたり、大切に飲みますって、そんな場面が出てきます。糠床の場面とか「家の味」と言うことが出てくる場面ですよね。我が家には漬けるものに関しては家の味はなかったですね。少し寂しい気がします。目下独り身の私の家には糠床ありますけどね笑。味の好みは「家の味」で成長していくのが良いと、私は思います。もちろん繋げていくことは難しいんですけどね。

浮気されたあなたも悪い

樹木希林さんが叔母の役でした。こういうおばさんいますね。少しずけずけと、でも見ている分には心地よいおばさんです。見ている分には笑。

私はあなたのためを思っているのよ、って言っているのが分かりますね。確かにおばさんの考えを押し付けているようにも思いますが、いまのご時世、ここまで親身になって考えてくれる人はいないですね。難しい塩梅なんですけどね。

それぞれの年代の恋

お姉さんたちと高校生の妹。そして母親や定食屋のおかみさんの恋。私も恋がしたい。というか、もっと恋しておけばよかった。いや、片想いはしていたので、何か行動をしておけばよかった。失敗は辛いものだけど、そこから成長するんだと私は思います。ぶつかって成長する。そんな経験は頑張ってするしかない。やらないことも選択なんだけど、それを選択すると反省するにしても、やっておけばよかった、くらいしかないんですね。

良いことも悪いことも想い出

このお話の中で影の主人公というか、影響を持っているお父さんの存在。そのお父さんとの記憶について、良いことも悪いことも想い出と表現していました。フィクションとは言え?子供心に葛藤があったと言うことをとても生々しく表現されていました。演じている女優さん方の力もあるんでしょうが、色々と気づかされます。

ずっと考えてきたんだ

男ってやつは周りの人にも言わず、腹の中に隠しておくんだよなと。そして腹を括ってから、相手に伝える。堤真一さん、後腐れない大人の会話でしたね。遊ぶのは別にして、大人になりたいな。

柱に背丈を記録する

家というものを守る文化と言うのですかね。映画の中でも家を継いでいく話があるのですが、家を持つから子供の背丈を柱に刻み(マジックで書いてたけど笑)、兄弟や子供あるいは孫などとそれを共有していく。共有というかなんと言うのか、それを見て親や祖父母にも自分のような時があり、成長したんだなって分かるじゃないですか。仮屋では出来ないですよね…。ふと、家が欲しくなりますね。梅の木なんかがあって、毎年それを収穫ふる。お風呂場にカマドウマが出てバタバタするのも、嫌だけどもプライスレスな体験ですよね笑。

ご覧になりたい方はこちら

今回は映画を観ましたが、原作は漫画なんですかね。そりゃこういうことを小さい頃から見ていれば、同世代の男女で精神年齢違いますね。同じ頃見てたのは格闘シーンにハラハラドキドキの少年漫画ですよ笑。

運動を続けるのに必要なたった3つのことについて

今週のお題「運動不足」について、自分なりに考えてみました。私は今、基本的に、月水金は筋トレの日として腕立て伏せと腹筋そしてスクワットをしています。火木は5キロくらい走っています。なので、私は運動不足には該当しないかなと思います。何故運動するかと言えば、次の3つの理由があるのかなと思っています。今読んでいる本に書いてある言葉なのですが「意欲」「行動」「達成感」の3つです。

意欲を持つ

まずは意欲を持つことが大切です。私はいま流行のラグビーのレフリーをしています。レフリーは走らなければならないと考えています。なので週2回走るようにしています。休みの日はレフリーをしていることが多く、それは単純に運動量が増えます!

痩せていた方がモテるとか、何となくもっともらしい理由を付けることもできますが、自分のためではなく、プレーヤーのためすなわち他人のためと考えた方が、私には意欲が湧くのです。

もちろん走れるから良いレフリーとはならないので、もっと勉強していきますが^_^。

行動する

そして行動することが、もっと大切です。我思うゆえに我あり方式ではなく、人が歩いたところに道ができる方式が大切だと思います。とにかく行動して、それから考えるのが良いですね。ただし、口は災いの元なので、話すときは一旦考えてからが良いと思います。大学時代の先輩に、もっと考えてから話せと言われました。いまだに課題です!

達成感を味わう

さらに、行動することで、結果が出てきます。もちろん失敗もあるでしょうが、次の一手を打つための練習だとか、経験になるのではないでしょうか?筋トレなどは、やれば体が締まっていきますし、早めに達成感が得られるので、最近はハマっています。おそらくは、学生時代に鍛えていたお陰ですね。意図してはいませんでしたが、先行投資が大切なようです。次の10年を見据えた先行投資をしていきます!

ちなみに、何故俺は女の子に話しかけてこなかったのか…30を目前にして、悩む日々です笑。そして、行動し続けていれば、いつかは達成感の得られる日も来るのではと思っています!

終わりに

予約していたのに、中途半端なままで放置していました笑。そういうところ気をつけます^_^。

映画「あと1センチの恋」(2019/09/13、Gyao!にて)

今月(と言っても2019年9月の話w)の累積残業時間0。新人の頃、規定上できないのに勝手に残っていた頃に比べ、はるかにクリーンな仕事っぷり笑。だからと言って、仕事のアウトプットはこれまでで一番かな?そんな成長があるため、金曜日の夜に映画鑑賞!それにしても、一ヶ月前に見た映画のレビューを書く、愚かさよ笑。

邦題について

原題の「Love, Rosie」に比べると、直接的な表現でした。日本語に直すとこの表現は秀逸だと思います。私もそんな気持ち分かります。結婚とかしてないけど笑。何というか「◯愛」と表現される愛は英語では「何とか Love」ではないと思うのです。日本語ではもっと間接的な気がします。それよりは「恋」、手持ちの漢和辞典では「心の乱れを表す」とあるので、その方がしっくりくるのは、勝手に納得です。「私はあなたを愛する」のではなく、「私はあなたのことを考えると心が乱れます」の方がしっくりくる思うのは私だけでしょうか?私のこれまでの恋煩いはこのためでしょうね笑。

何故自分の気持ちを隠すのか

小さな姪っ子を見ていると、自分が何と素直でないかが分かります。そして、おませに真似てみる大人の姿には、大人がどれほど素直さのない行動をしていないかが現れているように思わされます。「生きていくためには、お金を稼ぐために仕事をしなければならない。」と言うような画一的なつまらない考え方ではなく。「好きだからやる。」の方がシンプルだし前向きです。一つひとつの選択が正しいかを考えるのはある程度必要ですが、その検証の中で「好きか嫌いか」のような基準を使っても良いと思い直しました。

恋愛至上主義

恋愛映画なるものによって、日本人の色恋沙汰に民主主義が蔓延した後の世代としては、恋愛というものに憧れて、各年齢で適切な形でその葛藤を味わうというのがどれほど大切なことか分かったような気がします。私も自分の気持ちをもっと素直に伝えれば良かったな^_^。

興味のある方はこちら

三十を前にして、自分の価値観について悩む日々です。自分のしたいことが何なのか。どんな事をしたいのか。そんな根源的なことに気付きをくれる作品でした。

書評「デキる人は説明力をこう磨く」

キャッチーなタイトルに負けて、「はじめに」や「あとがき」を読まないでポンポンと購入してしまう自分に反省します。そんな内容の本でした笑。でも、読むからにはそこから一つでも吸収したいのが人の性。読んでいて感じたことをまとめていきます。40文字X14行X190ページ。

全体を通して

全体を通してこちらの本には、「例えば」というような挿話がいくつか見られます。私が理系出身ということもあるのでしょうか、どれも著者の独り語り、もしくはドラマの一つのシーンのように感じてしまいました。幸いと言うのか、私の周りにはこちらの本で紹介されているような話し方をされる人がいなかったので、ほとんどイメージできませんでした。なので、相手にイメージをさせるのは難しいのだなと、改めて思った次第です。

それぞれの内容について

接続詞について(P.70)

こちらはもしかしたら意見の分かれるところかもしれませんが、こちらの本では適切に接続詞を使うことで話が伝わりやすくなります、と書かれています。確かに接続詞は重要で、話し手や書き手の伝えたい事柄が次にどのような展開になるのかを、前もって受け手に準備してもらうためにはその選択が大切だと思います。しかしながら、基本的には順序良く話した場合には接続詞がなくても伝わるのではないか、と私は思うのです。このように書きながら、こちらの文章では「確かに○○、しかしながら××。」という形で接続詞を使っています。これはあくまでも話の型であり、方として接続詞は使いますが、接続詞によって話をいろいろな方向にもっていって良いというものではないというのが、私の認識です。いかがでしょうか…。

相手の感覚を否定すること(P.92)

こちらの本には「最悪のシナリオを想定しろ」と書かれています。では、最悪って何ですか?というところに本当に正解があるのでしょうか。あるいは、お客様からの質問がもっと素朴なものである可能性はないのでしょうか。私はSEをしていますが、お客様先に行って私の仕事内容を直接話しても理解していただけるとは思えません。なので、核心ではなく、社会への影響や、お客様自身に使っていただく想定をして話をします。イメージが伝わればよいのです。もちろん係争になれば双方の取り決めや法律で客観的に判断されるわけです。それこそ軽率に、お客様の感覚で、「問題があるのでは?」と言われたときに、自分たちの技術担当者の言葉を借りて「こちらは業界でも最高クラスです」と言ったところで、相手に何が伝わるのでしょうか、疑問でなりません。言い訳はしない、真摯に受け止めるというのが、エンジニアかなと思います。

開かれた質問と閉じられた質問について(P.120)

商談であれば確かに話の主導権を握りたいでしょうが、話しをごり押して誰が得するのでしょうか?商談をまとめ、売り上げをあげたときは褒められるのかもしれませんが、実際に手を動かして面倒を見るエンジニアにとっては、適当にまとめてこられた仕事程うなだれるものはないでしょう。そのため、次の主張は受け入れがたいのです。

思いつくままの相手の発言を封じることが重要になる。キーワードは「いかがでしょうか」ではなく、具体的に「ご質問は?」と問うことだ。できるかぎり、「はい」「いいえ」で答えが返ってくるような言い方で合意を求めよう。

また、「ご質問は?」は「はい」「いいえ」では答えが返ってきません。こちらは開かれた質問です。「○○はどうでしょうか?」「例えばこういう場合はどうなりますか?」など、いくらでも「はい」「いいえ」でない質問が飛んでくることでしょう。私なら、いかがでしょうかの前に、自分が話をしていて、相手が着いてこれていない話題について、「こちらの話題については、想定されておりますでしょうか?」など理解を促すと思います。

お疲れさまでした?!(P.125)

お客様にお越しいただいて、「ご苦労様でした」は目上の人に使わない、「お疲れさまでした」と言いましょう!?いやいや、「ありがとうございました」が適切でしょう。あるいは、「ご足労おかけしました」が敬語としては正しいでしょう。ここまでくると間違い探し感覚ですね。

コストダウンの話(P.180)

高々、新書サイズで見開きの話なので、状況は説明できないのかもしれませんが、いきなりコストを5%抑えさせてほしいなんて取引先に相談しに行くってどういうことだ、と思ってしまいますね。そんな人とは取引したくない。もちろん利益を乗せての額から、少し額を抑えてほしいということなんでしょうが、それでも同じものを安く売ってほしいなんて頼むこと自体、私の感覚では嫌ですね。なんてこと言いながら、スーパーでは安いものを選んでしまうのですが(笑)。もちろん長期的に見て、安くしてでも細く長く利益を生むことも大事なのだと思いますが、例えば安くするために、これまでのコストを下げるための施策を考えて、実際にコストを減少させられたとします。であれば、その行為による利益はコストを下げた方が享受すべきだと思うのです。コストが下げられたのだから、安く売れなんて言うのは横暴です。「自分を安売りするために知恵を絞れ」ってそんなことしないでしょ普通。日本ではそれが横行していそうで怖いのです。「安くしないと売れない」のではなく「高くても買う」ような商品、サービスを考えるべきです。

押しつけは良くないのだろうか(P.182)

突然の異動の命が下りた時、フォローしろとのことでした…。自分が納得のいくような職場に行きつくには自分でどのように働きたいかを考えることが必要だと思っています。そんなこと言っておきながら、まだ自分の中に、明確なものは決まっていないのですが。結局は自分の中で腹落ちして、次の一歩を踏み出せるかだと思うのですね。他人行儀な世の中で、終身雇用という日本人的な強みを発揮できる環境を捨て去った今、「経理に行って知見が広まるぞ」なんて言ったところで、意味があるとは思えないのです。もちろん、私ならそこで得られるものを考えて、とりあえず働いてみようかと思いますがね。そんな白々しいこと言われた日には、その職場への忠誠は地に落ちるのでしょう。あるいは、地の底まで落ちるのかもしれませんが…。

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ほめたのか、けなしたのかで言うと、酷評に近いものでしたが、読み物としては笑わせてもらいました。視点を変えれば、このように考えて話をする人もいるのかと、一つのペルソナを獲得することができたのかと思います。始めに「韻を踏んでリズムよく!」と言ったはいいものの、全然踏めてないことに気が付きましたが後の祭り。ラップの勉強でもしてみようかしら(笑)。