あくまでも個人的な感想です。仮に私の所属している会社や組織が分かっても、生暖かい目で見てやってください。さて、ぬるっと免責を書いたつもりになったところで、本題に入ります。表計算ソフト、有名なところではMicrosoftのExcelやフリーでも、十分使えるものがいっぱいあると思います。基本的な機能しか使わないのでLibre Officeというフリーのオフィスを利用しています。こちらの表計算アプリはCalcという名前です。「見られてはいけない情報は書かない」ということに注意しましょう。上手に隠しても、見えてしまいます。
表計算ソフトは何をするものでしょうか
そうですね、計算を行ってくれるソフトです。「表」で「計算」です。プログラムを作成する場合にはデータというものを考えなくてはならないことが多いので、避けては通れないのがデータベース(DB)です。リレーショナルデータベースと呼ばれるものは、簡単な説明であれば、比較的理解しやすいことですので、、、というか、私も理解不足なところはありますが、例えば、学級名簿、今はプライバシーとかいろいろ面倒なんでしょうかね。そういったものをイメージしてもらえればと思います。
No. | 名前 | 身長 | 体重 | 国語 | 数学 | 科学 | 社会 | 体育 | 住所 |
1 | nakamurk | 173 | 70 | 3 | 5 | 5 | 2 | 4 | 関東xxx |
2 | krumakan | 175 | 66 | 3 | 1 | 1 | 4 | 2 | 山陰yyy |
なんか変なクラス構成ですが、こんな情報を持った表を管理しなくてはならなくなったとしましょう。私が小学校の頃は、住所も電話番号も載った名簿を配ってましたけどね。確か卒業アルバムはぎりぎり載っていたようにも思いますが、中学からはなかったような。要するに今どきの言葉であればプライバシーだの個人情報だのというやつですね。ここまでなら「表」として、至極まっとうな利用方法かと思います。例えば、身長や体重の最大・最小、あるいは中央値や平均値などを取るという使い方ですね。こちらは「計算」の部分に該当します。
ここからがガラパゴス
そこで考えるんですね、日本人は。「変えられるとまずいので、見えなくしちゃいましょう」とか。「パスワードかけちゃいましょう、そうすれば安全ですよ」とかね。考え方として悪くはないのですが、表計算ソフトはあくまでも表計算を行うものです。なので、情報へのアクセスに関してきめ細かい制御はできません。ファイル自体にパスワードをかけて、暗号化している状態は、それを知っている人には見えるけど、知らない人には見えないという状態です。エクセルなどでは、こちらが最もセキュリティ的に安全だと思いますが、しかしながら、ファイルが悪意ある人に渡った時点で、総当たりでパスワードを破られることは想定していなければなりません!さらには、シート自体に選択できるカラム(マス)を制限してロックしたり、それにパスワードをかけるということもできますが、それはWebで検索すれば特別なソフトがなくても、誰でも無効化できることが分かるはずです。
表計算ソフトに多くを望んではいけない
例えばお客様に記入してもらう設定シートをエクセルで作っている場合、内部用の情報を同じファイルに書いてあった方が、作業者は楽かもしれません。しかしながら、お客様に見せるべきではない項目があるのであれば「書かない」ことを選択しましょう。運用の効率を上げたいのであれば、お客様に書いてもらった項目を取り込むための別のファイルを作成する方が、効率が上がります。