季節は春なのです。今年度の記録は出しておきます。ため込んでいた読書記録を一気に書いていきます。さて最初はこちら、ラグビーの情景。藤島大さんの書かれた、第一線で活躍されている方のインタビューなどとても面白かったです。何より、なぜ自分がラグビーが好きなのかを、人に教えてもらったような感覚と言いましょうか。
ノーサイド
いきなり終わりについて書くというのもあれでしたが、読書の記録に残していたのがここからだったもので(笑)。試合の終わる笛を吹いたレフェリーが「ノーサイド」と言うのですね。試合が終わりました。ラグビーが好きなもの同士、一緒になりましょうっていうので、例えば例として、お風呂場は一緒だとか、アフターマッチファンクションと言われる、試合をしたもの同士でお酒を飲みかわす。そういう文化、いいですね。私はレフェリーをしていますが、下手なりに何とか頑張って、プレーヤー・チームには試合に集中してもらって、そのあとで一緒にお酒を飲む。会社なら上の方で、私くらいの年の人とはそんな話しないだろうに、真面目な顔をして「どうやったら勝てるんだろうね。って、失礼な言い方ですが、純粋と言いますか、かわいらしいと言いますか。そう言ってもらえるからこそ、私は誠意あるレフェリーでありたいと思うところです。
ディシジョンメイク(意思決定)
「後先を考えぬ目の前のファイト」と「次のよき攻撃態勢に備える理性」
こちらは、レフェリーにおいても考えなければいけないな、と考えさせられた表現です。と言うよりも、仕事あるいは日常生活でも考えていかないといけませんね。どうしても目の前ばかりが気になるというか、目の前しか見えていない。上司にも「視野が狭い」と言われたものです・・・。言われていますですね(。。);見栄はったな俺
日本の選手は指示の言葉を鵜呑みにする傾向がある
という言葉も気になる言葉であります。指示待ちとかあるいは、今の若いものはとか、そういうことの根底にも鵜呑みにするということが関係しているのではないじゃないかと思いますね。
ジャンピエールリーヴ
元フランス代表の選手ということですが、存じ上げませんでした。訳者の言葉遣いも良いのでしょうか。目から胸に刺さる言葉ばかりでした。
- ラグビーは時に戦争になる。でも根底に愛情と友情がある。
- 過去を大切にしないものに未来はない。
- 自分が何者かをについて疑う力が重要です。
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2019年はワールドカップ、2020年もオリンピックがありますので、ラグビーについての情報を仕入れておいてもよいと思います。本の中で見つけた言葉、バガボンド(=自由な旅人)になりたい(笑)。