nakamurk’s diary

日々思うことは残していきます。しっかり生きます。

「あしたの家族のつくり方」を観て

2020年3月8日、Gyao!にて鑑賞。日本生まれ、日本育ちで、アメリカの文化にも疎い私が感じたのは、なんというか、似て非なる高校生生活ということでした。イースターの文化、ホームパーティー、教会で育つ。どれも、ぴんとは来ないし、国家や国境というものについても、価値観が大分違うと感じました。

あるべき姿と閉塞感

邦訳はどことなく、もったりしている印象ですが、原題は「As Cool as I Am」ですたぶん。オープニングにでかでかと出てました。英語できないけど、たぶん直訳すれば「私の思うように生きるって素晴らしい」と言う意味ではないかと思いまう。作中も、それぞれの葛藤と衝突。そして、自分らしく生きようというのが主題にあったように思います。どこか、主人公の親世代が型にはまってしまい、自分らしさと言う型に自身を押し込めて生活をする毎日。ストレスを見ないふりして頑張ったけど、何か歯車が狂うと、途端に押し込めていたはずの感情が爆発して、生活がうまくいかなくなてしまう。でも、どうしようもない…。子供にも、それを当てはめようとします。

しかし、主人公とその同級生たちは、閉塞感ではなく、自分の中の正義と不安、そして若さゆえの過ちもありながら、柔軟に大人たちと対話している姿が、描かれていたように思います。もちろん明らかな過ちや、虚栄ともいえる対応もありましたが、それでも、今を生きている感じがして勇気づけられます。高校生の姿に、30のナイスミドルであるはずの私が(笑)。また、少し生々しい表現があったりで、夕飯時には家族で見れません!

大人はどことなく汚いですね。押しつけもあるし、歪んだままな気がする。料理関係の人と病院の人くらいじゃないですかね、この映画でまともな大人。子供たちのためになる大人ってやつは。好きなように生きることは、確かに自己責任で歩いていかなければならないと思いますが、それは決して、誰かを踏み付けていくこととは違うと、私は思います。

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90分くらいなので、サクッとみられるかと思います!2020年3月15日(日) 23:59までは #GYAOで!それ以降はAmazonで!